模様眺めのスタンスが相場の重し。中国では週明け8日に11月の貿易統計、10日に同月の物価統計、15日に同月の小売売上高や鉱工業生産などが公表される。そのほか、今月中旬ごろ、2026年の経済政策を決める中央経済工作会議が開催される見通しだ。米国では10日、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米連邦公開市場委員会(FOMC)後に会見する。FOMCで追加利下げが決定されることはほぼ確実視されているが、来年以降の見通しが不透明だ。内容を見極めたいとして積極的な売買が手控えられている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国ニット衣料最大手の申洲国際集団HD(2313/HK)が4.1%安、通信キャリア大手の中国電信(728/HK)が2.5%安、ビールメーカー大手の百威亜太HD(バドワイザーAPAC:1876/HK)が2.3%安と下げが目立った。
セクター別では、マカオ・カジノが安い。新濠国際発展(200/HK)が3.2%、銀河娯楽集団(27/HK)が1.8%、美高梅中国HD(2282/HK)が1.5%、永利澳門(1128/HK)が1.2%ずつ下落した。
ツアー会社やエアラインなど旅行関連セクターもさえない。携程集団(9961/HK)が2.2%安、同程旅行HD(780/HK)が2.0%安、中国南方航空(1055/HK)が2.3%安、中国国際航空(753/HK)が2.0%安、中国東方航空(670/HK)が1.7%安で引けた。
中国の不動産セクターも売られる。
半面、非鉄・レアメタル関連銘柄はしっかり。アルミニウム中国最大手の中国アルミ(2600/HK)が4.3%、非鉄金属・鉱石の五鉱資源(1208/HK)が4.1%、銅・コバルト鉱山の中国有色鉱業(1258/HK)が3.6%、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.4%、希土類磁石メーカー大手の江西金力永磁科技(6680/HK)が2.4%ずつ上昇した。
ロボット関連の銘柄も物色される。深セン市越疆科技(2432/HK)が4.5%高、深セン市優必選科技(9880/HK)が2.0%高。そのほか、技術がロボットに応用しやすい自動運転の文遠知行(800/HK)が3.8%高、ライダー(LiDAR)の禾賽科技(2525/HK)が2.3%高と値を上げた。
本土マーケットは4日ぶりに小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.08%高の3878.99ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが高い。素材、インフラ関連、自動車なども買われた。半面、エネルギーは安い。銀行、不動産、医薬、公益も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











