先週の好地合いを継ぐ流れ。
ただ、上値は限定的。年末の接近や重要経済指標の発表が買い手控え要因として意識されている。中国では27日に11月の工業企業利益、31日に国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIが報告される予定だ。10月の工業企業利益は5.5%減と3カ月ぶりに縮小。マイナスが続く恐れもある。官製の製造業PMIと非製造業PMI、民間の製造業PMIはそれぞれ前月に続き景況判断の境目となる50を割り込む見通しだ。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。
産金・非鉄株も高い。山東黄金(600547/SH)が4.6%、紫金鉱業集団(601899/SH)が4.5%、中金黄金(600489/SH)が4.3%、廈門タングステン業(600549/SH)が3.4%、江西銅業(600362/SH)が1.7%ずつ上昇する。産金株については、金先物価格が史上最高値を更新したことも好感された。
電力設備関連株も物色される。臥竜電気駆動集団(600580/SH)が10.0%(ストップ)高、特変電工(600089/SH)が2.7%高、中国西電電気(601179/SH)が2.0%高、東方電気(600875/SH)が1.7%高で取引を終えた。運輸株、エネルギー株、自動車株、不動産株なども買われている。
半面、医薬株はさえない。河南太龍薬業(600222/SH)が1.7%、薬明康徳(603259/SH)が1.4%、海正薬業(600267/SH)と馬応竜薬業(600993/SH)がそろって1.3%、浙江華海薬業(600521/SH)が1.1%ずつ下落した。公益株、食品飲料株、金融株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が4.08ポイント(1.67%)高の248.23ポイント、深センB株指数が3.44ポイント(0.27%)高の1264.29ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











