前日までの好地合いを継ぐ流れ。
ただ、上値は限定的。指標発表前に様子見ムードも漂っている。中国では来週にかけ、重要指標の発表が相次ぐ。27日に11月の工業企業利益、31日に国家統計局などによる12月の製造業PMIと非製造業PMI、民間が集計する12月のRatingDog中国サービス業PMIなどが報告される。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、資源・素材の上げが目立つ。産金の山東黄金(600547/SH)が6.9%高、非鉄の廈門タングステン業(600549/SH)が4.0%高、鉄鋼の馬鞍山鋼鉄(600808/SH)が5.6%高、セメントの華新建材集団(600801/SH)が2.7%高、原油の中国石油天然気(601857/SH)が1.7%高で引けた。産金株は金先物価格の最高値更新も材料視されている。
銀行・保険株もしっかり。上海浦東発展銀行(600000/SH)が1.6%、中信銀行(601998/SH)が1.1%、新華人寿保険(601336/SH)が1.6%、中国平安保険(601318/SH)が1.4%ずつ上昇した。ハイテク株、公益株なども買われている。
半面、自動車株はさえない。重慶千里科技(601777/SH)が3.0%安、広州汽車集団(601238/SH)が1.9%安、遼寧曙光汽車集団(600303/SH)が2.7%安、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が1.7%安で取引を終えた。不動産株、医薬株、軍需産業株、空運株、食品飲料株、証券株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.94ポイント(0.38%)高の249.17ポイント、深センB株指数が7.05ポイント(0.56%)安の1257.24ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











