中国の政策期待が相場を押し上げる流れ。今年は第15次5カ年計画の初年度に当たるため、当局が景気支援のスタンスを強めると期待されている。金融政策に関しては、預金準備率や政策金利が1月にも引き下げられるとの観測が市場に広がる状況だ。また、中国国営メディアが12月31日に報じた習近平・国家主席の年頭演説では、人工知能(AI)や半導体産業などの成果を強調し、国家発展が新しい段階に入ったと経済成長に自信を示している。ハイテク分野の産業支援が継続するとの見方で、関連銘柄に買いが先行した。指数は小じっかりで寄り付き、中盤から一段高となっている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄は、ほぼ全面高(構成89のうち85上昇)。中でも、中国インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が9.4%高、民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が7.2%高、中国オンラインゲーム大手の網易(ネットイース:9999/HK)が6.6%高と上げが目立った。百度については、AIチップ部門「昆侖芯」の分離上場計画が進んだことを材料視している。百度などテック銘柄の上昇が寄与し、ハンセン科技(テック)指数は4.0%高と他の主要指数をアウトパフォームした(テック指数の構成銘柄30は全面高)。
セクター別では、半導体が高い。華虹半導体(1347/HK)が9.4%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が5.1%、ASMPT(522/HK)が4.8%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.2%ずつ上昇した。
医薬セクターも急伸。艾美疫苗(6660/HK)が7.2%高、四環医薬HD集団(460/HK)が4.1%高、江蘇恒瑞医薬(1276/HK)が4.0%高、信達生物製薬(1801/HK)が3.3%高と値を上げた。昨年の中国製薬業界を巡っては、複数の会社が新薬開発で大型のライセンス契約を結んでいる。世界的なプレゼンスを高める中、業績の向上も期待された。
非鉄・産金セクターもしっかり。新疆新キン鉱業(3833/HK)が6.7%高、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が4.8%高、中国宏橋集団(1378/HK)が4.3%高、霊宝黄金(3330/HK)が5.4%高、招金鉱業(1818/HK)が3.8%高、紫金鉱業集団(2899/HK)が3.6%高で引けた。
一方、本土市場は正月連休できょう2日も休場となっている(週明け5日より取引再開)。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











