13日前場の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比268.53ポイント(1.01%)高の26877.01ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が73.47ポイント(0.80%)高の9293.55ポイントと3日続伸した。売買代金は1920億3120万香港ドルに拡大している(12日前場は1683億7550万香港ドル)。

 投資家のリスク選好が強まる流れ。米株が連日で史上最高値を更新する中、香港市場でも先高観が強まった。12日の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比0.2%高と3日続伸し、前日に付けた最高値を塗り替えている。そのほか、複数の業種で中国企業の業績期待が高まっていることも買い安心感につながった。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品開発受託機関(CRO)など創薬支援関連の上げが目立っている。無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が7.9%高、薬明生物技術(2269/HK)が4.3%高。ほか、指数構成銘柄ではないが、同業の康龍化成(北京)新薬技術(3759/HK)が6.1%高、薬明合聯生物技術(2268/HK)が2.7%高、来凱医薬(2105/HK)が1.8%高で引けた。業績期待が高まっている。薬明康徳は12日引け後、通期利益の倍増見通しを明らかにした。それより先、薬明生物は11日、2025年の売上高、純利益がともに増加し、経営目標を達成したと報告。26年の成長加速にも自信を示した。
 中国の保険セクターも高い。
中国人寿保険(2628/HK)が2.6%、新華人寿保険(1336/HK)が2.1%、中国平安保険(2318/HK)が2.0%、中国人民保険集団(1339/HK)が1.3%ずつ上昇した。A株市場の活況が支援材料。12日にはA株市場の売買代金が3兆6400億人民元(約82兆5440億円)を記録し、2営業日連続で3兆人民元を超え、過去最高を更新した。指数がおよそ10年半ぶりの高値水準で推移する中、投資収益の改善も意識されている。
 自動車セクターもしっかり。比亜迪(BYD:1211/HK)が3.2%高、小鵬汽車(9868/HK)が3.0%高、浙江零ホウ科技(9863/HK)が2.4%高、奇瑞汽車(9973/HK)が1.9%高で前場取引を終えた。
 半面、消費セクターの一角はさえない。即席麺・飲料の康師傅HD(322/HK)が3.1%、家電のTCL電子HD(1070/HK)が2.7%、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.5%、日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)が2.2%、火鍋の海底撈国際HD(6862/HK)が1.8%、スポーツ用品の李寧(2331/HK)が1.7%ずつ下落した。
 本土マーケットは3日ぶりに小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.03%安の4163.84ポイントで前場の取引を終了した。ハイテクが安い。軍需産業、自動車、消費関連なども売られた。
半面、医薬は高い。資源・素材、金融も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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