13日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比26.53ポイント(0.64%)安の4138.76ポイントと3日ぶりに反落した。
 利益確定売りが優勢となる流れ。
上海総合指数はこのところ急ピッチに上昇し、足元で10年半ぶりの高値水準に達していた。また、指数は前日まで、買い意欲が強いとされるローソク足の「陽線」(終値が始値より高い)が17営業日連続となっている。上海市場が開設された1993年以降で最長となる中、相場の過熱感も意識された。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国の政策に対する期待感や、資金流入の期待などが引き続き相場を支えている。指数は高く推移する場面もあった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、直近の相場上昇をけん引していたハイテクの下げが目立つ。LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が8.7%安、導体製造装置の瑞芯微(603893/SH)が5.6%安、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.7%安、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が3.0%安、プリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)が2.6%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が2.5%安で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、AIチップの中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が6.7%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.8%下落し、他の主要指数をアンダーパフォームした。
 軍需産業株も急落。衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)と航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)がそろって10.0%(ストップ)安、航空宇宙・防衛電子製品の中航航空電子系統(600372/SH)が9.7%安、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が6.1%安、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が4.9%安、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が4.4%安で引けた。
不動産株、メディア関連株、自動車株、消費関連株、証券株なども売られている。
 半面、医薬株はしっかり。薬明康徳(603259/SH)が6.0%、昭衍新薬(603127/SH)が3.6%、康美薬業(600518/SH)が1.5%、上海復星医薬集団(600196/SH)が1.2%ずつ上昇した。公益株、エネルギー株、銀行・保険株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.66ポイント(0.26%)安の257.77ポイント、深センB株指数が10.63ポイント(0.83%)安の1271.16ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ