13日の香港マーケットは、主要89銘柄で構成されるハンセン指数が前日比239.99ポイント(0.90%)高の26848.47ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が65.33ポイント(0.70%)高の9285.41ポイントと3日続伸した。ハンセン指数は昨年11月13日以来、2カ月ぶりの高値水準を回復に上る。
売買代金は3151億9250万香港ドル(約6兆4304億円)と高水準だった(12日は3062億2340万香港ドル)。
 投資家のリスク選好が強まる流れ。米株が連日で史上最高値を更新する中、香港市場でも先高観が強まった。12日の米株市場では、主要指標のNYダウが前営業日比0.2%高と3日続伸し、前日に付けた最高値を塗り替えている。そのほか、複数の業種で中国企業の業績期待が高まっていることも買い安心感につながった。ただ、上値は限定的。ハンセン指数が一時、心理的節目の27000ポイントを突破したことで(高値は27143.66ポイント)、売り圧力も意識された。指標発表も気がかり。中国ではあす14日に12月の貿易統計、15日までに金融統計が公表される。来週は19日に12月の小売売上高や鉱工業生産などのほか、2025年のGDP成長率も報告される予定だ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、医薬品開発受託機関(CRO)など創薬支援関連の上げが目立っている。無錫薬明康徳新薬開発(2359/HK)が8.3%高、薬明生物技術(2269/HK)が5.9%高。
ほか、指数構成銘柄ではないが、同業の康龍化成(北京)新薬技術(3759/HK)が5.2%高、薬明合聯生物技術(2268/HK)が4.6%高で引けた。業績期待が高まっている。薬明康徳は12日引け後、通期利益の倍増見通しを明らかにした。それより先、薬明生物は11日、2025年の売上高、純利益がともに増加し、経営目標を達成したと報告。26年の成長加速にも自信を示した。
 中国の保険セクターも高い。中国人寿保険(2628/HK)が3.5%、中国平安保険(2318/HK)が2.2%、新華人寿保険(1336/HK)が1.6%、中国人民保険集団(1339/HK)が1.4%ずつ上昇した。A株市場の活況が支援材料。12日にはA株市場の売買代金が3兆6400億人民元(約82兆5440億円)を記録し、2営業日連続で3兆人民元を超え、過去最高を更新した。指数がおよそ10年半ぶりの高値水準で推移する中、投資収益の改善も意識されている。
 自動車セクターもしっかり。浙江零ホウ科技(9863/HK)が2.6%高、小鵬汽車(9868/HK)が2.2%高、奇瑞汽車(9973/HK)が1.8%高、比亜迪(BYD:1211/HK)が1.6%高で取引を終えた。

 半面、消費セクターの一角は安い。即席麺・飲料の康師傅HD(322/HK)が4.3%、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.9%、スポーツ用品の李寧(2331/HK)と家電のTCL電子HD(1070/HK)がそろって2.6%、日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)が2.5%、火鍋の海底撈国際HD(6862/HK)が2.4%ずつ下落した。
 本土マーケットは3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.64%安の4138.76ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。軍需産業、不動産、メディア関連、自動車、消費関連、証券なども売られた。半面、医薬は高い。公益、エネルギー、銀行・保険も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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