海外株高が好感される流れ。昨夜の欧米マーケットでは、米株が続伸し、欧州の主要株価指数も軒並み大幅上昇した。米国と欧州の政治対立が貿易戦争に発展するとの警戒感が薄れ、投資家心理が改善。香港株にも買いが波及している。ただ、中国の金融政策や経済動向を見極めたいとするムードもあり、上値は限定された。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が11.1%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップマート・インターナショナル・グループ:9992/HK)が6.6%高、教育関連サービスの新東方教育科技集団(9901/HK)が3.8%高と上げが目立った。ポップマートについては、約2年ぶりの自社株買い、国営メディアの新華社による王寧・最高経営責任者(CEO)インタビュー、新商品の人気化など支援材料が重なっている。
このほか、阿里巴巴集団HD(9988/HK)が2.2%上昇し、全体相場をアウトパフォームした。半導体チップ部門「平頭哥(T-Head)」の分離上場を検討中と報じられている。中国本土、香港の両市場では足元で半導体株の新規上場が相次いでおり、いずれも株価が大幅上昇した。
セクター別では、太陽光発電関連が高い。信義光能HDのほか、福莱特玻璃集団(6865/HK)が10.4%高、協キン科技HD(3800/HK)が9.3%高で引けた。
半面、中国不動産セクターは安い。旭輝(884/HK)が16.7%、雅居楽集団HD(3383/HK)が5.7%、龍湖集団(960/HK)が2.3%ずつ下落した。個別では、証取運営の香港交易所(388/HK)が1.0%安。中国本土企業による香港での新規株式公開(IPO)に対し、中国当局がより厳格な規制の実施を検討していると伝わった。
本土マーケットは3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.33%高の4136.16ポイントで取引を終了した。非鉄・産金が高い。太陽光関連、軍需・宇宙産業、医薬、証券、自動車、食品飲料なども買われた。半面、エネルギーが安い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











