4日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比34.47ポイント(0.85%)高の4102.20ポイントと続伸した。
 人民元高の進行が投資家心理の支えとなる流れ。
中央銀行の中国人民銀行は4日、人民元相場の対米ドル基準値を2日続けて元高方向に設定した。対米ドルの基準値としては、2023年5月以来の元高水準。上海外国為替市場でも、元高進行の動きが鮮明化している。海外マネーの還流や、人民元資産価値の向上が期待された。中国の政策に対する期待感も持続。市場関係者の間には、春節9連休(2月15~23日)前に金融緩和が発表されるとの観測もある。市場活性化にも期待感。上海証券取引所が発表した最新データによると、同証取のA株新規口座開設数は2026年1月に491万5800口座まで拡大した。前月比で89%増、前年同月比で約213%増と大幅に伸び、約15カ月ぶりの高水準を記録している。外部環境の不透明感などで弱含む場面がみられたものの、指数は引けにかけて上げ幅を広げた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、石炭の上げが目立つ。中国中煤能源(601898/SH)とエン鉱能源(600188/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、陝西煤業(601225/SH)が8.8%高、中国神華能源(601088/SH)が7.1%高で引けた。

 不動産株も高い。新城控股集団(601155/SH)が7.6%、金地集団(600383/SH)が6.1%、保利発展控股集団(600048/SH)が5.7%、信達地産(600657/SH)が4.5%、緑地HD(600606/SH)が3.7%ずつ上昇した。
 自動車株もしっかり。北汽福田汽車(600166/SH)が4.3%高、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が3.9%高、賽力斯集団(601127/SH)が2.7%高、上海汽車集団(600104/SH)が1.2%高で取引を終えた。インフラ建設株、軍需・宇宙産業株、消費関連株、公益株、金融株、運輸株、建材株なども買われている。
 半面、ハイテク株はさえない。産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.2%、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が3.8%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.5%、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が2.9%、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が2.3%ずつ下落した。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体設計会社の瀾起科技(688008/SH)が6.1%安。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.2%逆行安した。メディア関連株、産金株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.55ポイント(0.59%)高の264.65ポイント、深センB株指数が6.55ポイント(0.53%)高の1239.32ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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