米株高が好感される流れ。昨夜の米株市場では、主要指標のNYダウが小幅ながら連日で史上最高値を更新し、ハイテク株比率の大きいナスダック指数も続伸している。人工知能(AI)投資を巡る警戒感の後退や、米利下げ観測の高まりがプラス材料だ。また、中国当局の支援策などで、春節連休中の消費活動が活発化するとの期待が高まっていることも追い風となっている。ただ、上値は限定的。米中の経済動向が気がかりだ。米国では11日に1月の雇用統計、13日に同月の消費者物価指数(CPI)が発表される。中国では11日に1月の物価統計、14日までに同月の金融統計が公表される予定だ。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、医薬関連の上げが目立つ。医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が6.3%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が5.6%高、創薬ベンチャーの信達生物製薬(1801/HK)が5.3%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が4.5%高で引けた。信達生物に関しては、米製薬大手のイーライ・リリーと戦略提携し、がんや免疫分野における革新的医薬品の研究開発を共同で推進すると発表したことが引き続き材料視されている。中国の製薬メーカーはこのところ、外資と相次ぎ提携。
AI技術関連も高い。北京智譜華章科技(2513/HK)が21.0%、雲知声智能科技(9678/HK)が8.6%、MiniMax(100/HK)が6.7%、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が5.0%ずつ上昇した。
消費セクターの一角も物色される。家電のTCL電子HD(1070/HK)が5.1%高、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が4.4%高、スナック系食品・飲料小売の湖南鳴鳴很忙商業連鎖(1768/HK)が4.0%高、自動車ディーラーの中升集団HD(881/HK)が2.8%高、日用雑貨チェーンの名創優品集団(9896/HK)が2.4%高で前場取引を終えた。
半面、中国の不動産セクターは安い。世茂集団HD(813/HK)が5.6%、建発国際投資集団(1908/HK)が3.0%、龍湖集団HD(960/HK)が2.1%、中国金茂HD(817/HK)が1.8%ずつ下落した。
本土マーケットは小反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.02%安の4122.34ポイントで前場の取引を終了した。消費関連が安い。不動産、自動車、公益、資源・素材、インフラ建設、保険・証券、空運なども売られた。半面、医薬は高い。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











