27日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比16.25ポイント(0.39%)高の4162.88ポイントと反発した。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。
中国では来週3月5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。人民元相場の高止まりもプラス材料。中国当局が元高を抑制するスタンスを強めたにもかかわらず、外国為替市場では対米ドルの人民元が2023年3月以来の元高水準で推移している。指数は安く始まったが、下げ幅を徐々に縮小し、後場途中から買い優勢に転じた。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、レアメタル・非鉄関連の上げが目立つ。廈門タングステン業(600549/SH)と広晟有色金属(600259/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、中国北方稀土(600111/SH)が5.6%高、洛陽モリブデン(603993/SH)が4.2%高、中国アルミ(601600/SH)が1.9%高で引けた。航空・宇宙や軍需、先端製造業などで不可欠な戦略物資とされるタングステンの価格が過去最高を更新する中、金属市況全体の先高観が意識されている。
 発電株も高い。上海電力(600021/SH)が4.4%、大唐国際発電(601991/SH)が2.6%、華電国際電(600027/SH)が2.4%、華能国際電力(600011/SH)が2.1%ずつ上昇した。鉄鋼・産金株、エネルギー株、インフラ建設株、メディア関連株、不動産株、半導体株なども買われている。
 半面、宇宙・軍需産業株はさえない。航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が4.3%、航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)が1.7%、航空宇宙・防衛電子製品の中航航空電子系統(600372/SH)が1.2%、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が0.9%ずつ下落した。
自動車株、消費関連株、銀行・保険株も売られた。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.63ポイント(0.24%)高の269.39ポイント、深センB株指数が24.07ポイント(1.95%)安の1211.45ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ