週明け2日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比19.71ポイント(0.47%)高の4182.59ポイントと続伸した。
 中国経済対策の期待感が相場を支える流れ。
中国共産党の中央政治局が先週2月27日に開いた会議では、より積極的な経済政策を打ち出す必要性が強調されている。また、中国では今週5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が開幕する。あわせて、国政助言機関の全国政治協商会議が4日に開幕する予定だ。中東地域の地政学リスクを嫌気した売りが先行したものの、下値は固く、指数は中盤からプラスに転じている。週明け2日の原油相場が急伸し、安全資産とされる金の先物も大幅上昇したことも関連銘柄にとっての追い風となった。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、エネルギーの上げが目立つ、中でも石油生産の中国海洋石油(600938/SH)と中国石油天然気(601857/SH)が揃って10.0%(ストップ)高で引けた。そのほか、原油掘削の中海油田服務(601808/SH)と原油タンカーの中遠海運能源運輸(600026/SH)がそろって10.0%(ストップ)高。中東情勢の悪化で原油相場の先高観も強まっている。
 産金やレアアース・非鉄も急伸。西部黄金(601069/SH)と赤峰黄金(600988/SH)、広晟有色金属(600259/SH)が揃って10.0%(ストップ)高、廈門タングステン業(600549/SH)が6.8%高、中国アルミ(601600/SH)が4.0%高で取引を終えた。
 宇宙・軍需産業株も物色される。衛星開発・運用の中国衛星(600118/SH)が9.3%、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が7.5%、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が7.4%、衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)が5.0%、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)が4.7%ずつ上昇した。
銀行株、公益株、電設株、鉄鋼株なども買われている。
 半面、空運株はさえない。中国南方航空(600029/SH)が4.6%、春秋航空(601021/SH)が4.2%、中国国際航空(601111/SH)が3.7%、中国東方航空(600115/SH)が3.1%ずつ下落した。中東主要空港の閉鎖で乗継便も欠航となり、国際線利用の縮小が懸念されている。また、原油相場の上昇で、燃油コスト高も警戒された。医薬株、不動産株、消費関連株、自動車株、ハイテク株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.06ポイント(0.02%)安の269.33ポイント、深センB株指数が8.78ポイント(0.72%)高の1220.23ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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