投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。中東情勢の混迷化が危惧されている。米・イスラエルとイランの軍事衝突が激しさを増す中、トランプ米大統領は3日、「イランは対話を望んでいるが、もう手遅れだと伝えた」と自身のSNSに投稿。2日には、激しい打撃はこれからだと述べ、より大規模な攻撃を加える可能性に言及した。地上部隊の派遣も排除しないとしている。昨夜の欧米株安や、きょうのアジア株安も投資家心理の重しとなった。
一方、取引時間中に公表された景気指標はまちまちの内容。国家統計局による2月の製造業PMIは49.0と市場予想(49.2)を下回り、景況判断の境目となる50を2カ月続けて割り込んでいる。半面、民間が集計した同月のRatingDog中国製造業PMIは52.1と、予想(50.1)を上回り、節目の50を3カ月連続で超えた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、アジアを拠点とする生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が4.7%安、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が4.6%安、財閥系コングロマリットの長江和記実業(1/HK)が4.5%安と下げが目立った。
セクター別では、産金・非鉄が安い。
医薬セクターもさえない。勁方医薬科技(上海)(2595/HK)が6.2%安、翰森製薬集団(3692/HK)が3.8%安、四環医薬HD集団(460/HK)が3.6%安、三生製薬(1530/HK)が3.5%安で取引を終えた。
半面、人工知能(AI)関連の一角は物色される。雲知声智能科技(9678/HK)が12.9%、滴普科技(1384/HK)が5.5%、北京第四範式智能技術(6682/HK)が2.9%、商湯集団(センスタイム:20/HK)が1.8%ずつ上昇した。
本土マーケットは続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.98%安の4082.47ポイントで取引を終了した。銀行・保険が下げ主導。消費関連、素材、海運、自動車、不動産、医薬、ハイテク株なども売られた。半面、宇宙・軍需産業は高い。発電、電設株も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











