週明け16日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比10.66ポイント(0.26%)安の4084.79ポイントと3日続落した。
 中東情勢を巡る不透明感が重し。
米国・イスラエルとイランの戦争に収束の兆しはなく、「オイルロード」の要衝となるホルムズ海峡の事実上封鎖が長期化すると警戒されている。トランプ米大統領は14日、イランとの戦争終結合意には条件が整っていないとし、イラン最大の石油輸出拠点カーグ島の再度攻撃を示唆した。中国の主要な原油輸入先では、中東地域が半分以上を占めているだけに、国内経済に与える影響も危惧されている。国家発展改革委員会は9日、現行の成品油価格メカニズムに基づき、10日零時から国内のガソリン価格を695人民元(約1万5920円)/トン、軽油価格を670人民元/トンずつ引き上げると通知した。
 ただ、下値は限定的。中国景気の持ち直しが意識されている。取引時間中に公表された1~2月の中国経済統計では、小売売上高が前年同期比2.8%増と予想(2.5%増)を上回った。2月は春節(旧正月)の影響で公表はなかったため、昨年12月(0.9%増)との比較で伸びが拡大している。ほか、鉱工業生産も予想を上回り、固定資産投資が予想外に増加した。上海総合指数は前場、一時1.2%安と下げていたが、引けにかけてやや戻している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、産金・非鉄の下げが目立つ。山東黄金(600547/SH)が5.2%安、中金黄金(600489/SH)が4.6%安、紫金鉱業集団(601899/SH)が2.9%安、中国アルミ(601600/SH)が3.8%安、江西銅業(600362/SH)が2.9%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.0%安で引けた。
金や非鉄など金属市況の上昇一服が売り材料視されている。
 発電株も安い。大唐国際発電(601991/SH)が8.7%、中節能風力発電(601016/SH)が6.3%、上海電力(600021/SH)が3.9%、華能国際電力(600011/SH)が2.7%ずつ下落した。インフラ関連株、空運株、自動車株、エネルギー株、保険・証券株なども売られている。
 半面、消費関連の銘柄はしっかり。機能性飲料の東鵬飲料(605499/SH)が5.2%、化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が3.7%、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が3.3%、免税店の中国旅遊集団中免(601888/SH)が2.6%、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)が1.9%、雑貨卸売の浙江中国小商品城集団(600415/SH)が1.7%ずつ上昇した。医薬株、自動車株、不動産株、半導体株、海運株、銀行株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.83ポイント(0.69%)安の264.48ポイント、深センB株指数が2.45ポイント(0.20%)高の1237.01ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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