18日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比13.08ポイント(0.32%)高の4062.98ポイントと5日ぶりに反発した。
 投資家心理がやや上向く流れ。
原油供給不安が後退した。外電が18日、イラン政府と同国北部のクルド人自治区政府は、自治区とトルコのジェイハン港を結ぶパイプラインを経由した原油輸出を18日に再開することで合意したと報道。WTI原油先物は18日の時間外取引で低下に転じ、日本時間午後には92米ドル/バレル台に下げている(昨夜は96.21米ドル)。そのほか、中国当局が複数の国内企業に対し、米エヌビディアの人工知能(AI)用半導体「H200」の購入を承認したもようと伝わったことも好材料。米中関係の悪化懸念も薄らいだ。中東情勢の不透明感などで前場は安く推移する場面がみられたものの、後場途中から再びプラスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテク関連の上げが目立つ。スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が10.0%(ストップ)高、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が8.2%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が5.2%高、半導体封止・検査の江蘇長電科技(600584/SH)が4.6%高、携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が3.2%高で取引を終えた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体設計会社の瀾起科技(688008/SH)が4.8%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.4%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 医薬株も物色される。江蘇聯環薬業(600513/SH)が10.0%(ストップ)高、湖北済川薬業(600566/SH)が2.4%高、河南太龍薬業(600222/SH)が2.1%高、浙江医薬(600216/SH)が1.9%高で引けた。
宇宙・軍需産業株、発電・電設株、海運株、保険株なども買われている。
 半面、不動産株はさえない。信達地産(600657/SH)が3.5%、華麗家族(600503/SH)が3.0%、光明地産(600708/SH)が2.3%、新城控股集団(601155/SH)と保利発展控股集団(600048/SH)がそろって2.2%ずつ下落した。消費関連株、自動車株、エネルギー株、銀行・証券株、素材株、空運株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.50ポイント(0.57%)高の264.86ポイント、深センB株指数が0.63ポイント(0.05%)高の1236.50ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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