18日の香港マーケットは、主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比156.88ポイント(0.61%)高の26025.42ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が8.77ポイント(0.10%)高の8835.50ポイントと3日続伸した。売買代金は2403億7390万香港ドル(約4兆8675億円)に縮小している(17日は2682億5880万香港ドル)。

 米株高が相場を支える流れ。昨夜の米株市場では、米長期金利の低下を手がかりに、主要株価指数がそろって続伸した(18日のNYダウ先物なども上昇)。原油供給不安が後退したことも好材料。外電が18日、イラン政府と同国北部のクルド人自治区政府は、自治区とトルコのジェイハン港を結ぶパイプラインを経由した原油輸出を18日に再開することで合意したと報じた。昨夜のWTI原油先物は2.9%高の96.21米ドル(1バレル)と反発したが、18日の時間外取引では低下に転じ、香港市場の後場には一時92米ドル台に下げている。中東情勢や米金融政策を見極めたいとするムードが漂う中、安く推移する場面がみられたものの、ハンセン指数は後場に入り、再びプラスに転じた。中東情勢を巡っては、米国・イスラエルとイランの戦争に収束の兆しがみられず、長期化の懸念も高まっている。また、米国では今夜(日本時間19日未明)、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表される予定だ。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、宅配サービス中国大手の中通快逓(2057/HK)が7.4%高、民営教育サービス事業者の新東方教育科技集団(9901/HK)が5.2%高、バイオ製薬・中医薬メーカーの中国生物製薬(1177/HK)が3.3%高と上げが目立った。
 セクター別では、香港不動産が高い。新鴻基地産発展(16/HK)が3.3%、恒基兆業地産(12/HK)が2.5%、長江実業集団(1113/HK)が2.3%、信和置業(83/HK)が2.2%ずつ上昇した。
 人工知能(AI)技術やクラウド、半導体の銘柄群も急伸。
MiniMax(100/HK)が19.8%高、北京智譜華章科技(2513/HK)が19.5%高、金山雲(3896/HK)が18.2%高、万国数拠HD(9698/HK)が15.2%高、上海復旦微電子集団(1385/HK)が13.1%高、兆易創新科技集団(3986/HK)が11.5%高と値を上げた。
 半面、中国不動産セクターはさえない。龍湖集団HD(960/HK)が3.8%安、中国海外発展(688/HK)と中国奥園集団(3883/HK)がそろって2.9%安、中国金茂HD(817/HK)が2.8%安で取引を終えた。
 自動車セクターも安い。理想汽車(2015/HK)が6.2%、吉利汽車HD(175/HK)が3.7%、広州汽車集団(2238/HK)が3.4%、小鵬汽車(9868/HK)が3.3%ずつ下落した。吉利は取引時間中に通期決算を発表。純利益は0.2%増にとどまり失望された。
 本土マーケットは5日ぶり反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.32%高の4062.98ポイントで取引を終了した。ハイテクが高い。医薬、宇宙・軍需産業、発電・電設、海運、保険なども買われた。半面、不動産は安い。
消費関連、自動車、エネルギー、銀行・証券、素材、空運株も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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