25日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比50.56ポイント(1.30%)高の3931.84ポイントと続伸した。
 投資家心理の改善が継続する流れ。
中東情勢緊迫化の警戒感がひとまず後退している。米メディアは24日、米政権がイランに対し、戦争終結に向けて15項目で構成された和平案を送付したと報じた。それより先、イスラエルメディアは「米国がイランと1カ月間の停戦を探っている」と報道したほか、「イランの最高指導者モジダバ・ハメネイ師が戦争終結に向けた米国との交渉を許可した」とも伝えている。日本時間25日の時間外取引でWTI原油相場が急落する中、原油高騰による経済混乱の不安も薄らいだ。相場の先高観も意識される。大手金融グループUBSは最新リポートで、中国A株市場の先行きに楽観的な見方を示した。およそ60兆人民元(約1384兆円)の定期預金が2026年に満期を迎えるため、証券市場への流入も期待できると分析している。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)が10.0%(ストップ)高、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が7.5%高、データセンター運営の上海数据港(603881/SH)が5.3%高、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が4.5%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体メモリーモジュール中国大手の深セン佰維存儲科技(Biwin Storage:688525/SH)が9.4%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.9%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 産金・非鉄株も高い。
赤峰黄金(600988/SH)が6.1%、中金黄金(600489/SH)が3.6%、紫金鉱業集団(601899/SH)が3.2%、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.0%、江西銅業(600362/SH)が2.3%、中国アルミ(601600/SH)が1.9%ずつ上昇した。
 発電株もしっかり。大唐国際発電(601991/SH)が5.2%高、上海電力(600021/SH)が3.5%高、華電国際電力(600027/SH)が3.0%高、華能国際電力(600011/SH)が2.1%高、国電電力発展(600795/SH)が2.0%高で取引を終えた。インフラ関連株、空運株、不動産株、自動車株、医薬株、金融株なども買われている。
 半面、石油・石炭株は安い。洲際油気(600759/SH)が5.4%、中国海洋石油(600938/SH)が3.3%、中国石油天然気(601857/SH)が2.4%、中国中煤能源(601898/SH)が4.9%、陝西煤業(601225/SH)が3.1%、中国神華能源(601088/SH)が2.5%ずつ下落した。ほか、原油タンカーの招商局能源運輸(601872/SH)が3.8%安と値を下げている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.88ポイント(1.11%)高の262.19ポイント、深センB株指数が8.93ポイント(0.75%)高の1205.67ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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