中東情勢を巡る不透明感が重し。米国はイランとの停戦を模索しているが、難航するとの見方が優勢だ。トランプ政権が戦争終結に向けてイラン側に提示した15項目で構成された和平案について、イラン国営メディアは25日、和平案の受け入れを拒否したと報道。イラン側も戦争終結に向けた条件5項目を示したと伝わったが、双方の隔たりは大きいとみられている。26日の時間外取引でWTI原油先物が上昇し、依然として高止まりしていることもマイナス材料だ。経済活動の足かせになると危惧されている。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が13.4%安、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が9.3%安、生命保険事業で中国最大手の中国人寿保険(2628/HK)が7.9%安と下げが目立った。快手の通期決算は2割増益と堅調だったものの、これを好感する買いはみられていない。自社開発した動画生成AI(人工知能)「可霊AI(KlingAI)」の売上は堅調だが、研究開発費が拡大するとの見通しが不安視された。
セクター別では、中国の保険が安い。中国人寿保険のほか、新華人寿保険(1336/HK)が5.5%、中国人民保険集団(1339/HK)が3.8%、中国平安保険(2318/HK)が3.4%ずつ下落した。
半導体や大規模言語モデル(LLM)などAI技術の銘柄群も急落。
産金・非鉄セクターもさえない。紫金鉱業集団(2899/HK)が2.8%安、招金鉱業(1818/HK)が2.2%安、霊宝黄金(3330/HK)が1.8%安、中国宏橋集団(1378/HK)が3.2%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.0%安で前場取引を終えた。
半面、石油セクターは物色される。百勤油田服務(2178/HK)が11.3%、中海油田服務(2883/HK)が2.9%、中国海洋石油(883/HK)が2.4%、中油燃気集団(603/HK)が2.3%、中国石油天然気(857/HK)が1.6%ずつ上昇した。
本土マーケットも3日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.58%安の3909.16ポイントで前場の取引を終了した。保険が安い。ハイテク、素材、インフラ関連、不動産、消費、自動車なども売られた。半面、エネルギーは高い。銀行、公益、運輸も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











