26日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比42.75ポイント(1.09%)安の3889.08ポイントと3日ぶりに反落した。
 投資家の慎重スタンスが強まる流れ。
中東情勢を巡る不透明感が重しだ。米国・イスラエルとイランの停戦に向け、トランプ政権がイラン側に提示した15項目で構成された和平案についてはイラン側が拒否。イラン側も戦争終結に向けた5項目の条件を示したと伝わったが、双方の隔たりは大きいとみられている。26日の時間外取引でWTI原油先物は上昇。依然として高止まりしていることも懸念材料だ。
 もっとも、下値を叩くような売りはみられない。相場の先高観が意識されているほか、米中関係の改善期待も支えとなっている。延期されていたトランプ米大統領の中国訪問に関しては、米ホワイトハウスの報道官が25日の記者会見で、5月14~15日に中国北京市を訪問し習近平・国家主席と会談すると発表した。また、習主席が今年後半に米国を訪問する予定であることも明らかにしている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの下げが目立つ。LED部材トップメーカーの三安光電(600703/SH)が7.5%安、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が5.9%安、携帯端末ODM(相手先ブランドによる設計・生産)の華勤技術(603296/SH)が5.2%安、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が4.1%安、半導体封止・検査の江蘇長電科技(600584/SH)が3.0%安で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体製造装置大手の盛美半導体設備(上海)(688082/SH)が5.2%安。
主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は2.0%安と他の主要指数をアンダーパフォームした。
 保険株が全面安。中国人寿保険(601628/SH)が4.4%、新華人寿保険(601336/SH)が4.3%、中国人民保険集団(601319/SH)が3.6%、中国平安保険(601318/SH)と中国太平洋保険(601601/SH)がそろって3.4%ずつ下落した。素材株、不動産株、空運株、インフラ関連株、医薬株、自動車株、消費関連株なども売られている。
 半面、石油・石炭株はしっかり。海洋石油工程(600583/SH)が3.1%、中国石油天然気(601857/SH)が2.1%、洲際油气(600759/SH)が1.6%、中国中煤能源(601898/SH)が2.7%、陝西煤業(601225/SH)が1.9%ずつ上昇した。銀行株、海運株、公益株も買われている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.58ポイント(0.22%)安の261.61ポイント、深センB株指数が9.15ポイント(0.76%)安の1196.52ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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