投資家のリスク回避スタンスが強まる流れ。原油高騰によるインフレ加速や金融市場の混乱が警戒されている。中東地域の軍事衝突が長期化するとの懸念が広がる中、日本時間30日早朝の時間外取引でWTI原油先物は一時、103.38米ドル(1バレル)に上昇し、およそ3週ぶりの高値を付けた。中東情勢を巡っては、イラン精鋭部隊が29日、国内の大学に対する攻撃の報復として、中東地域に位置する米国系とイスラエル系の大学を標的にすると警告。週末にはイラン首都テヘランで激しい爆撃が続いたほか、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がイスラエルにミサイルを発射したとも伝わった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が3.8%安、マカオ・カジノの金沙中国(1928/HK)と白物家電大手の美的集団(300/HK)がそろって3.6%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。蘇州貝克微電子(2149/HK)が5.3%、瀾起科技(6809/HK)が4.5%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が4.0%、愛芯元智半導体(600/HK)が3.4%ずつ下落した。
保険セクターもさえない。新華人寿保険(1336/HK)が3.6%安、中国人民財産保険(2328/HK)が2.8%安、中国人寿保険(2628/HK)が2.6%安、中国平安保険(2318/HK)が1.3%安で前場取引を終えた。
半面、非鉄・産金セクターの一角は物色される。中国アルミ(2600/HK)が7.9%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が6.5%、中国宏橋集団(1378/HK)が3.4%、赤峰吉隆黄金鉱業(6693/HK)が6.4%、霊宝黄金(3330/HK)が6.2%、山東黄金鉱業(1787/HK)が3.1%ずつ上昇した。
本土マーケットは続伸。主要指標の上海総合指数は、前営業日比0.23%高の3922.72ポイントで前場の取引を終了した。資源・素材が高い。医薬、食品飲料、銀行、海運なども買われた。半面、公益は安い。空運、自動車、保険・証券も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











