週明け30日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比9.56ポイント(0.24%)高の3923.29ポイントと続伸した。
 中国景気の持ち直し期待が相場を支える流れ。
27日に公表された1~2月の中国工業企業利益は、前年同期比で15.2%増加した。3カ月ぶりにプラス成長を回復した昨年12月の5.3%増から伸びが加速している。それより先に発表された1~2月の小売や固定資産投資、貿易なども事前予想を上回る内容だった。中東情勢の悪化による原油高などを嫌気して売りが先行したものの、指数は中盤からプラスに転じている。中東地域の軍事衝突が長期化するとの懸念が広がる中、日本時間30日早朝の時間外取引でWTI原油先物は一時、103.38米ドル(1バレル)に上昇し、およそ3週ぶりの高値を付けた。(亜州リサーチ編集部)
 銀行株が相場けん引。中国工商銀行(601398/SH)が2.3%高、中国銀行(601988/SH)が1.8%高、交通銀行(601328/SH)が1.3%高で引けた。中国工商銀行など大手行の通期決算は、純利ざやの縮小でいずれも1ケタ台の増益にとどまったものの、今年は純利ざやへの圧力が緩和されるとして、純利息収入の伸びが期待されている。
 産金やアルミなど資源株の一角も急伸。赤峰黄金(600988/SH)が7.9%高、中金黄金(600489/SH)が4.7%高、山東南山リョ業(600219/SH)が10.0%(ストップ)高、中国アルミ(601600/SH)が4.6%高で取引を終えた。アルミ関連に関しては、アルミ価格の急伸が材料視されている。イランが中東地域のアルミ工場を攻撃したことで、それらが操業停止や減産を余儀なくされるなどと伝わった。
医薬株、宇宙・軍需産業株、海運株、食品飲料株、エネルギー株の一角なども買われている。
 半面、発電株は安い。大唐国際発電(601991/SH)が7.8%、華電国際電力(600027/SH)が5.1%、華能国際電力(600011/SH)が4.4%、国電電力発展(600795/SH)が2.4%ずつ下落した。半導体株、保険・証券株、空運株、自動車株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.66ポイント(0.25%)高の264.47ポイント、深センB株指数が1.63ポイント(0.14%)安の1199.67ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ