9日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比28.83ポイント(0.72%)安の3966.17ポイントと3日ぶりに反落した。
 様子見ムードが漂う流れ。
中東情勢や中国経済の動向を見極めたいとするスタンスが買いを手控えさせている。イスラエル軍は8日、米国とイランが停戦で合意した後に、レバノンは停戦に含まれていないとして、新イラン組織ヒズボラの軍事拠点を最大規模で攻撃した。イランは反発を強め、パキスタンのシャルフ首相は当事国に自制を求めている。米国とイランは11日午前、仲介国パキスタンの首都イスラマバードで和平協議を開く。交渉が難航するとの見方も広がった。
 一方、中国では来週にかけ、3月経済指標の発表が集中。今週10日に物価統計、週明け14日に貿易統計、16日に小売売上高や鉱工業生産などのほか、1~3月期のGDP成長率、ほか15日までに金融統計が予定されている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、保険が全面安。中国太平洋保険(601601/SH)が4.0%、新華人寿保険(601336/SH)が3.1%、中国人民保険集団(601319/SH)が2.2%、中国人寿保険(601628/SH)が2.0%、中国平安保険(601318/SH)が1.2%ずつ下落した。
 医薬株もさえない。津薬薬業(600488/SH)が3.8%安、通化東宝薬業(600867/SH)が3.3%安、湖北済川薬業(600566/SH)が2.4%安、康美薬業(600518/SH)が1.7%安、北京同仁堂(600085/SH)が1.6%安、人福医薬集団(600079/SH)が1.5%安で引けた。不動産株、銀行・証券株、産金株、インフラ関連株、消費株、自動車株、運輸株、公益株、半導体株なども売られている。

 半面、石油株はしっかり。中曼石油天然気集団(603619/SH)が6.0%、洲際油気(600759/SH)が2.8%、中国海洋石油(600938/SH)が2.5%、中国石油天然気(601857/SH)が1.0%ずつ上昇した。原油相場の高止まりが期待されている。イランがホルムズ海峡の再閉鎖を表明。9日の時間外取引でWTI原油先物は上昇に転じた。そのほか、アルミ関連の銘柄も物色されている。アルミ関連に関しては、主要な供給地となる中東の情勢悪化で、国際価格が跳ね上がっていることも材料視された。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.16ポイント(0.06%)安の265.42ポイント、深センB株指数が9.17ポイント(0.76%)安の1190.51ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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