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かつて中国で大きな反響を呼んだ「醜い中国人」という本があった。この本は中国人作家の柏楊氏が執筆したものであるが、多くの人々がこの本を読んだことだろう。私はなぜ、彼がこういった本を出版したのか分からない。まさか中国人は日本人よりも醜いとでも言うのだろうか?
関連写真:そのほかの中国で報道されている日本に関する写真
日本でも高橋敷氏が執筆した「醜い日本人」が出版され、比較的大きな反響を呼んだという。なぜ彼らは自国民を醜いと表現するのだろうか。そして、中国人と日本人のどちらがより醜いのだろうか。
「醜い日本人」は1970年代に発刊された本であり、日本人の思想から社交儀礼、衣食住、性格、性に対する意識に至るまでを対比という手法を以って提示した。発刊当時、大きな反響を呼びながらも非難も受けたため、人前では名前を隠さなければいけないこともあったという。
世界中の民族は、それぞれ他の民族とは異なる独特の特性を持っているものであり、民族の特性が形成されるまでには非常に長い時間が必要である。かつての日本も中国から儒家文化を取り入れたというのに、日本人はなぜ中国人とは異なる特性を持つのだろう?
ある人は「日本は儒家文化からそれほど大きな影響を受けなかったからだ」と言うが、それではなぜ、日本は大きな影響を受けずに中国人はこれほどまでに大きな影響を受けたのであろうか。
仮に今、中国人に「中国人と日本人、どちらが醜いか」と問えば、必ず「日本人だ」という答えが返ってくるだろう。そして、日本人も同様に「中国人」だと応えるに違いない。中国人がそう答えるのは、日本が昔に中国に対する侵略戦争を行なったからという理由だろうが、今となっては日本人の素質は中国人より遥かに高いことを認めざるを得ないのだ。
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(出典:小鵬BLOG意訳編集)
写真は「醜い中国人」の執筆者、柏楊氏(故人)と柏楊氏の長女。(編集担当:畠山栄)
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