8月の北京五輪大会で、中国13億人がメダル獲得を期待した「美女アスリート」が、飛び込みの郭晶晶選手だった。「ライバル選手へのデブ発言問題」などで批判も浴びたが、郭選手は重圧をはねのけ、2004年のアテネ大会に続き、金メダル2個を獲得した。


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 中国のスポーツ界にとって“ラッキー”だったのは、1990年代に「飛び込みの女王」として君臨し、中国に4個の五輪金メダルをもたらした伏明霞選手が年齢による衰えを見せ始めた時点で、郭選手が急速に実力をつけたことだ。理想的な形で世代交代に成功した。

 伏選手も「美貌の選手」として人気があったが、郭選手には「それ以上の美女アスリート」との評価が定着。多くのファンは、五輪での優勝が容易なことではないと知りつつも、アテネに続いて北京でも「金は確実」と期待した。

 そして、出場した2種目で、いずれも「金」獲得。試合に注目する人々の一抹の不安は、大熱狂へと変わった。それまで「北京五輪を最後に引退する」と公言していた郭選手だが、試合後は「競技を愛している。まだ続けたい」と一転。2012年のロンドン大会まで続けるかどうかは明らかにしていないが「五輪で金メダルの夢よ、もう一度」と願うファンも多い。

 郭選手は競技以外でも、しばしば話題を提供。私生活では香港のエリート、霍啓剛と交際を続け、近い将来の結婚が確実視されている。07年には露出度の高いビキニの水着姿をブログで公開。
08年2月には記者会見で、ライバルのカナダ選手を「デブ」と呼ぶ問題発言。また、知人・友人との「飲み会」好きでも知られる。広告などへの出演も多い。

 それまで、中国人選手には「スポーツ一筋、一心不乱」との禁欲的なイメージが強かったが、郭選手は必ずしも“聖人君子”とはいえない性格や人間臭い私生活も垣間見せる、新世代型選手の代表例とされている。

 一方、「郭選手に続く美女アスリート」探しも熱気を帯び、「対抗馬」として北京五輪大会のトランポリン女子個人で優勝した何ブン娜選手に注目が集まった。(〓はあめかんむりに「文」)

 大手検索エンジンの百度に設けられた、「何ブン娜vs郭晶晶、どちらがキレイ」との掲示板では、「くだらん質問! 何ブン娜に決まっている」との書き込みの直後に「くだらん質問! キレイなのは郭晶晶だ」との意見が掲載されるなど、両選手ファンのバトルが白熱した。(編集担当:如月隼人)

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