林さんは劇中で、天皇・皇室の紋として定着している「菊花紋」と内閣総理大臣紋として使われている「桐花紋(五七の桐)」に似た模様がちりばめられた衣裳を着用した。
「デザイナーを殴ってやる」などの書き込みもある。「五七の桐」は「もともと足利家の紋」などと紹介されたが、「そんなにすばらしい模様か?」との批判がある。「たいした問題ではない」との書き込みには「本当の中国人だったら、恥ずかしさと怒りを感じるはずだ」との反論が寄せられた。
ドラマを制作した会社広報は「たしかに日本の皇室の菊花紋に似ているが、(ドラマの舞台になった)唐の時代には、広く使われていたデザインだ」、「中国国内で買った布地で仕立てた」、「衣裳は2回使っただけ。日本進出と関係するわけがない」などと説明した。
中国では2001年、ファッション誌で日本の旭日旗(軍旗)を思わせるデザインの衣裳を着た女優のヴィッキー・チャオ(趙薇)さんの写真が掲載され、非難が殺到。チャオさんが謝罪文を発表したことがある。(編集担当:如月隼人)
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