富国生命は、セコム損保が同社の営業職員チャネルを通じて販売しているガン保険「自由診療保険メディコムプラス」[ガン入院治療費用保険(提携用)]の商品改定を行ったことに伴い、医療保険「医療大臣」(5年ごと利差配当付新医療保険・終身医療保険)に新しい保障内容を組み合わせた提携商品を来年1月5日から販売する。

 改定内容としては、放射線治療や抗がん剤治療など、通院でがんの治療を受けた場合の費用が新たに保障対象となる。
入院前後の通院の治療費だけでなく、入院を伴わない通院による治療費やセカンドオピニオンの費用も保障。また、健康保険等の自己負担分(通常3割の一部負担金)だけでなく、治療費が高額となる先進医療や自由診療による通院治療も保障する。なお、商品内容の改定に伴い、正式名称は「新ガン治療費用保険(提携用)」となる。

 従来の商品は、公的保険診療・自由診療(公的医療保険を利用せず自費負担で受ける診療)の別を問わず、がんの入院時にかかった治療費を保障するもので、富国生命の「医療大臣」とのセット販売専用のガン保険として、平成16年10月に販売を開始した。「実損てん補」と「定額保障」という双方の特長を兼ね備えた生損一体型商品で、同社のセット商品の販売件数は累計で21.6万件となっている(平成20年11月末現在)。

 その一方で、がんの治療法や治療薬の開発は絶えず進んでおり、最近では放射線治療や抗がん剤治療といった「通院によるがん治療」のウエートが高まりつつある。そのため、これからのがん保障においては、入院だけでなく通院に対しても十分な給付内容を備えていることが重要な要素になることから、今回の改定では、これまで入院治療に限定されていた保障の対象を、今後さらに増加の見込まれる「通院によるがん治療」にまで拡大。入院でも通院でも、がん治療にかかった費用が公的保険診療・自由診療の別に関係なく保障されることから、がんの発病から完治までのあらゆる過程において、顧客の症状に応じた最善の治療を費用の心配なく受けることが可能となる。(情報提供:新日本保険新聞社)

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