写真家の篠山紀信氏が撮影し、発売されたヌード写真集の撮影状況について警視庁が篠山さんの事務所などを家宅捜索したことが報じられ、関心が集まった。Google「急上昇ワードランキング」に写真集のタイトル「20XX　TOKYO」が登場した。


　問題となっている「20XX　TOKYO」は2009年1月に朝日出版社から発売された写真集で、「近未来都市TOKYOい来臨した美しい女。撮影は満月の夜に密かに行われた」というセールスコピーがついている。収録されている写真の撮影場所は、都心の路上や公園、墓地や結婚式場などが選ばれており、その他JR山手線の線路上でも撮影が行われたとされているが、撮影に際して許可を取っていなかったとされている。

　篠山氏が公然わいせつ容疑で捜索を受けたことについて、ネット上では「逮捕されるのか？」「罪に問うほどでもない。不起訴処分が妥当だろう」「無許可はプロとしてどうか」「こんな小さなことで家宅捜索するより大事なことがあるのでは？」「じゃあほかのヌード写真家はどうなんだ」「芸術と犯罪は紙一重なのか」「裸を罪悪視するのはもうやめたらいいのに」「お墓で撮影は呪われそう」などなどさまざまな感想が寄せられている。

　その中でも、問題の写真集が発売から半年以上経過していることなどから「なんで今さら？」という疑問を持つユーザーが多く見られた。また、屋外ヌード撮影に対する「見せしめ」という意見もあった。

　ヘアヌード解禁のきっかけとなり、その後も多くのヌード写真集を世に送り出してきた大御所への捜査は、今後ヌード写真業界にどのような影響を与えるだろうか。（編集担当：柳川俊之）

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