香港の人気男優・古天楽(ルイス・クー)が、記憶障害を持っていることを明かした。以前から悩んでいたようだ。


■「古天楽(ルイス・クー)」写真特集

 ルイスは「母親のお腹の中にいた時に、酸欠状態になったこと。そして中学生の頃事故に遭い、脳内出血をおこした」ことが記憶障害の原因と語った。「時々記憶を失うし、目が見えなくなる時もあります。台詞は覚えられても、共演者が分からなくなることがある」そうだ。「TWINSの蔡卓妍(シャーリーン・チョイ)さんとは9作共演したはずですが、僕の記憶の中には2~3作しかない」と、衝撃の告白をした。深刻な状況のようだが、本人は「嫌なことも忘れられるから、生活は楽」と持ち前の明るさで切り抜けているようだ。

 また9月30日より中国で上映が始まる、新作映画『逃出生天3D』について「この作品は、思い切り体力を使って撮影しました。体力的にあと何年くらい、このようなハードな作品に出られるのだろう」と不安をのぞかせたルイス。現在42歳だが、頑張れる間はこれまで通りアクションシーンもこなしたいと考えている。プライベートでは独身を通しているが、「僕はオタク男子なので、同じように静かな女性が好き。だけどにぎやかな香港では、おとなしい女性は見つけづらい」と笑った。結婚はまだ先のようである。


 デビューから20年が過ぎ、数え切れない程の主演作を持つルイスは“無冠の帝王”と呼ばれることがある。男優賞にノミネートされても、受賞経験がないのが現実だ。「受賞は自分で決められません。今までのようにずっと撮影を続けていれば、いつか受賞できると思うので運に任せます」と微笑んだ。そのクールな姿勢とイケメンっぷり、また確かな演技力で香港を代表する男優として大きな存在感を放ち続けるだろう。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)(写真は「CNSPHOTO」提供、記憶障害を自ら告白した、香港スターのルイス・クー。2012年9月撮影)
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