インターネット・ユーザーが「大学で講師が教材用の動画と間違えて、教室でアダルト映像を映し出した」と投稿したことで、中国で論争が起きた。投稿者は、重慶市内にある大学のアナウンサー・キャスター養成科で学ぶ学生という。
紅網が伝えた。


 教師は自分のノートパソコンを教室の機材に接続し、「これから、学習用資料を見てもらいます」と宣言。操作を始めたが、大型プロジェクターに映し出されたのは「アダルトもの」だった。学生らは驚きで凍りついた。講師はすぐに放映を中止することができず、映像はしばらく続いたという。

 講師は大学で「優秀講師」として表彰されたばかりで、「謝罪のため」として、賞金をすべて使い学生らを食事に招いたという。

 投稿者は「毎年1万元以上はらって、こんな教師の授業を受けている。親にも言えやしない。居づらくなりそうで、学校に訴えることもできない」と不満をつづった。

 投稿者に同調する意見としては「クビだ! 学生に対しては、公開の場でちゃんと謝罪しろ」、「この教師は、法律を犯していたわけだ」などの投稿が寄せられた。

 一方では「故意でないことは明らか。若い世代で、アダルト映像を見たことがない者はいないだろう。
講師が見ても、道徳的に問題があるわけではない。運が悪かった」、「先生は普通の人だよ。ただし、粗忽(そこつ)だけどね」など、講師に同情的な見方もある。

 「教師は、せっかくもらった賞金をはたいて、謝罪として学生に飯を食わせたんだろ。それなのに、インターネットで暴露するなんて、人でなしの学生だ」との意見も寄せられた。(編集担当:如月隼人)

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