米ロックバンドのモーション・シティ・サウンドトラックが、日本の人気ロックバンド、ビート・クルセイダーズに似ているとの噂が広まっている。2つのバンドに共通するのは「メガネ」「トンガッた髪型」「メロディアスなパワーポップにパンクっぽいアレンジ」「キーボードを含む5人組」「オタクっぽさ」「モテなさそうな感じ」。


 「極端にいえば『お面』をしてるかしてないかってとこぐらい?」(ビート・クルセイダーズ/ヒダカトオルさん<vo,g>)というくらい、そっくりな2バンドだが、実はこれ、両バンドも公認済みの事実でお互いをリスペクトしあっている仲、その友情っぷりは2008年に一緒にジャパン・ツアーを行ってしまったほどだ。

 そんなモーション・シティ・サウンドトラックのニュー・アルバム『マイ・ダイナソー・ライフ』は、大好きな日本にインスパイアされたという作品で歌詞やアートワークには日本語もちりばめられており、ただでさえ我々日本人にとって共感度倍増の作品だが、辛口で知られるアメリカの「Alternative Press」誌レビューではなんと「オールタイム・ベスト・アルバム」と「満点」を獲得、さらにアジアン・カンフー・ジェネレーションの後藤正文さん(vo,g)も「3曲目までで完全に心を持っていかれました」と太鼓判を押す出来栄えだ。

 彼らの絶品ビター・スウィート・メロディーには、もちろん前述のヒダカトオルさんも「マッチョイズムに流されず、かと言って独り善がりなマニアックさだけに走らないバランス感覚の良さ、それはまさにビート・クルセイダーズで俺が追い求めている姿なのです」と絶賛。

 メガネ・ブランド「Zoff」でも、洋邦初の「オススメ・メガネ・バンド」としてホームページのトップで紹介されるなど、音楽シーンのフィールドを超えて注目を集めており、3月に開催されるジャパン・ツアーも含めて更なる活躍が期待される。

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