1日、日本と韓国のネットユーザーによる「サイバー戦争」は当事国である日韓以外でも、大きな注目を集めた。3日、中国でも「冬季五輪に出場した日韓の美女二人がサイバー戦争の火種となった」などと続報が報じられた。


 1日13時午後1時ころ、日本の掲示板サイト『2ちゃんねる』に対し、韓国から「F5リロード(F5キーを連続的に押す方法)」攻撃が寄せられ、同サイトのサーバーがダウンした。これには約5万人もの韓国ネットユーザーが参加したとされ、サーバーは2日夜になってもアクセスしづらい状況となった。

 一方、日本からは韓国の民間外交使節団「VANK(バンク)」に対してサイバー攻撃があり、VANKのウェブサイトは1日午後6時過ぎに一時的なアクセス障害に陥った。中国では2ちゃんねるのサーバーダウンに対し、「サイバー戦争の犠牲者となった」と報じている。

 2008年に韓国高陽市で行われたフィギュアスケートのグランプリファイナルで、浅田真央選手が優勝した際も日韓でサイバー戦争が起こった。その際には、今回と同様にVANKのウェブサイトがターゲットとされたが、米国メディアはこれに対して「日韓のネットユーザーにとって、自国のスケート選手が優勝した暁(あかつき)には相手国のウェブサイトを攻撃することが勝利を祝う方法になっているようだ」と皮肉を綴った。

 なお、2ちゃんねるは自由な発言の一方で過激な発言も多々見られることでも有名だ。また、中国でも2ちゃんねるは「悪名高い」サイトであり、日韓サイバー戦争を巡る報道のなかで「日本最大の右翼掲示板であり、反韓感情が集中するサイト」として紹介されていた。(編集担当:畠山栄)

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