中国政府・国家食品薬品監督管理局は「消費者の安全を確保するため」として18日、飲食店などで使われる割り箸など「使い捨て箸」について監視と取り締まりを強化すると発表した。

 中国で割り箸は「衛生箸」と呼ばれることもある。
資源の浪費と批判する声もあるが、「伝染病感染の恐れがなく安心だ」と考える人が多い。しかしこのところ、健康被害が出かねない割り箸が出回っているとして、問題になっていた。

 硫黄燻蒸(いおうくんじょう)で発生した二酸化硫黄(=亜硫酸ガス)や消毒に使った過酸化水素が残っていたり、逆に1度も消毒していない箸が出回っているという。

 食品薬品監督管理局は各地の関連部門に対して、飲食店が使用している使い捨て箸を速やかに検査するように指示。問題がある場合には廃棄させ、飲食店側に違反行為があった場合には、食品安全法にもとづき処罰するよう求めた。(編集担当:如月隼人)

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