食品が12カ月も放置されれば、腐敗し分解されるのが通常だが、12カ月間放置されたマクドナルドの子供向けセットはわずかにしなびているだけで、腐敗は一切進んでいない様子だ。
これについて、写真を撮影した米国の栄養士は、マクドナルドが提供する食品には過剰に防腐剤が含まれている証拠であるとした。さらに女性は、実験期間中、子供向けセットにはハエすら寄りつかなかったと語り、「微生物すら分解できない食べ物を、子供の体が正常に分解、代謝することなどできないだろう」と述べた。
栄養士の女性は比較的乾燥したコロラド州デンバー在住で、実験もここで行われた。中国の専門家は「砂漠など極端に乾燥している地方でも食べ物は最終的には腐敗する。デンバーの気候が乾燥しているといってもそれは同様であり、マクドナルドのハッピーセットに防腐剤が過剰に含まれているかどうかは別の実験が必要だ」と語った。
中国では先日、下水から食用油をリサイクルしていた事件が発覚し、食の安全に対して非常に敏感になっている。マクドナルド中国は今回の報道に対し、「中国のマクドナルドは安全性を重視している。また、消費者の安全を保証するため、政府が定めた関連規定を遵守(じゅんしゅ)している」とし、米国での報道については「事実関係を確認中であり、事実がわかり次第正式に発表する」と語った。(編集担当:畠山栄)
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