寮の前にあるのは、住居用の建物で、高さは寮よりも低い。寮との距離は十数メートル。その屋上に最近になり、小柄でやせた男が出没するようになった。明らかに、女子学生寮の中を覗いており、寮生は窓のカーテンを開けることができなくなったという。
それだけではない。男はいつも、建物屋上にある太陽熱利用の温水器2台の間に来る。左右が温水器で隠され、女子寮以外からは見えにくい位置だ。そこで下半身裸になり、女子寮に向かって立ちながら卑猥(ひわい)な行動をするという。
女子寮には500人以上が住んでいるが、たまりかねた3人が勇気を振り絞り、おぞましさと戦いながら、動画と写真撮影を行った。女子学生らによると、男は「神出鬼没」。いつの間にかあらわれ、すぐに行為を終わらせて去ってしまうので、これまでにも警察に通報したが、間に合わなかったという。
警察は、問題の建物の管理人に対して、住人以外が敷地内に入る場合、登録を求めるよう要請。あわせて、女子学生が提出した写真を使い聞き込みを展開して、男の身元を割り出す方針だ。(編集担当:如月隼人)
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