原発事故で汚染水を海に放出、日本に損害賠償の責任=中国

 中国海洋報は12日付で、日本は原子力発電所の事故により放射性物質を含む汚染水を海に流したことに対して、各沿海国および内陸国の損害賠償に応じる責任があると主張する論説文を掲載した。筆者は国家海洋局海洋発展戦略研究所に所属する賈宇、劉家沂の両氏。

 論説は、日本が2005年10月に閣議決定した「原子力政策大綱」や、同大綱の実現方策とされた「原子力立国計画」(2006年策定)などを、「私利のために、世界の海洋環境と他国の安全をないがしろにしたもの」と主張。放射性物質が含まれた水を直接海に流し込むことに至ったのは「自然災害など不可抗力が生み出した損害とはまったく別のことであり、両者を同一に論じることはできない」と批判した。

 論説は、国連海洋条約による「海洋汚染とは、人類が直接・間接に海洋環境や河口・湾に対して生物資源や海洋生物、人類の健康を損なう物質やエネルギーを排出すること」との定義を示し、東京電力は放射性物質を含む水を故意に海に流したことで、沿海漁業資源と海洋全体の生物の多様性と海水の質に損害を与えたと指摘した。

 日本も、海洋汚染を防止するためのロンドン条約を批准していると指摘した上で、東京電力の行為は同条約に違反しており、日本は「国連加盟国の義務と全世界の生存のための利益を無視した」と非難した。

 さらに、1992年のリオデジャネイロ宣言でも「各国は、環境に有害な影響を与える自然災害やその他の突発的事態は、他国に通報する」ことが盛り込まれていると指摘。「日本は放射性物質で汚染された水を海に排出する前に、世界に通知することも、誠実に他国と協議することもしなかった」と批判した。

当時の記事を読む

サーチナの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

もっと読む

海外ニュースランキング

海外ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2011年4月12日の中国記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

中国の政治、経済、外交、事件などをお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。