「アタックチャンス！」のフレーズで馴染みの俳優の児玉清さんが16日0時28分、胃がんのため、都内の病院で死去した。77歳。
児玉さんはドラマ「白い巨塔」や「HERO」など、数多くのドラマに出演し、存在感を示してきた名俳優。今年2月に胃がんが見つかり、闘病生活を送っていたが先週末、容態が急変、帰らぬ人となってしまった。

　所属事務所はホームページを通じて「本人は最後まで仕事に復帰できるよう頑張っておりました」とコメント。また、報道によれば昨夜、記者会見に応じた元モデルで長男の北川大祐さん（41）は「遣り残したことがあった。復帰するつもりで闘病生活を送っていた」と生前の様子を語った。

　児玉さんは2002年に当時36歳の長女を胃がんで亡くしており、当時、テレビのインタビューで「本当に悔しかった。絶望的だった」と涙ながらに答えていた。くしくも今年2月に児玉さんにも胃がんが見つかり、3月下旬から、司会を務める「パネルクイズアタック25」（テレビ朝日系）など番組出演を取りやめ療養に専念してきたが、肝臓への転移も見つかり、16日に亡くなった。

　名俳優の死に、ネットでは「寂しいなぁ…」「ショックです」「信じられん」「素敵な人だった。こんなふうに年をとりたい」「今まで本当にありがとうございました。安らかに…」「ただただご冥福をお祈りいたします」や、先日、元キャンディーズのスーちゃんこと田中好子さんが乳がんで亡くなったこともあり「なんだよ…訃報続きじゃねえか…もういやだよ」といった悲しみのコメントが多数書き込まれている。（編集担当：武田雄樹）

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