貴州省貴陽市で10日、第9回少数民族伝統体育運動会が始まった。写真は11日に行われた女子80メートル高脚競速(竹馬競走)。
中国新聞社が報じた。

 少数民族伝統体育運動会は第1回は1953年、第2回は1982年に開催。91年の第4回大会からは4年に一度、開催されている。各民族に伝わる競技に改めて焦点を当て、古くから伝わるスポーツ文化を向上させることなどが狙い。メダルの授与や、成績における地域ごと、民族ごとの順序づけはおこなわないなどの特徴がある。

 第9回の今大会の出場選手数は8000人。会期は19日まで。モンゴル相撲など各民族に伝わる格闘技や、弓矢、チベット式綱引き、コマ回し、ブランコ、競走や騎乗射撃など各種馬術、ドラゴンボート、竹馬競走、蹴鞠(けまり)など、多彩な種目を披露する。

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◆解説◆
 スポーツの競技大会には各地の人々の交流と親善を促進する機能があるが、国際的な大会の場合、種目がどうしても欧米文化起源のものに偏る現象がある。つまり、競技の普及と自国古来の文化の保護・育成は切り離されることになる。また国際的に盛んな競技では、一流選手がどうしても極端な専門化、実質的なプロ化をせざるをえなくなるのが現状だ。

 中国は国際的に盛んな競技だけでなく、自国起源の競技の発展に力を入れている。
全国規模の大会としては、少数民族伝統体育運動会の他に、各地の農村に伝わる競技を集めた全国農民運動会などもある。「地域の技自慢」といった人が選手の主体で、素朴なアマチュアリズムが生かされている。(編集担当:如月隼人)

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