12月3日、中国社会科学院社会学研究院が発表した「中国自動車社会発展報告」の初回年度報告によれば、2012年の中国の自家用車保有台数は8650万台になるという。100世帯あたり20台を保有することになり、世界で自動車社会として認められる条件を満たしたことになる。
中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 全国3分の2の都市で渋滞発生

 平行して中国自動車市場の世界における比重も日増しに増している。2010年中国の自動車販売数は世界の23.5%を占め、世界1位の自動車消費国になった。そして、全国667都市のおよそ3分の2の都市で渋滞が発生している。1級都市では日常的に渋滞が見受けられるほか、成都、武漢、重慶、西安、蘭州等の2級、3級都市でも渋滞が有名になっている。

 自動車購入コストは世帯年収の1.5倍

 報告書には、北京、上海、広州、成都、武漢、瀋陽、西安の7都市で行われたアンケート結果が掲載されている。世帯の平均自動車購入費用は15.45万元(約185.4万円)で世帯年収の1.49倍にあたる。アンケート対象者の自動車維持費は世帯収入の29%で、なかでも武漢は維持費の負担が重く年収の58%だった。北京では22%,上海では21%だった。(つづく 編集担当:米原裕子)
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