3月に台湾で個展の開催が決まった、日本の写真家・加納典明氏。台湾メディアが加納氏にインタビューし、プロフィールや個展の見どころなどを紹介した。


 台湾のテレビ局・TVBSは放送やウェブニュースで「日本国籍を持つが、父親が台湾人の参議院議員・蓮舫。タレントから政治家になった蓮舫と親交のあったカメラマン加納典明は、台湾の個展で彼女の写真を披露するという。また1985年にはテレサ・テン(〓麗君、〓は「登」におおざと)も撮影しており、今回の個展でその作品を蘇らせる。20数年ぶりに加工を施し、油絵風に仕上げるそうだ」と、加納氏について説明した。「女性の魅力に包まれたテレサ・テンが忘れられない」と語ったそうだ。

 続けて「蓮舫は独特のスタイルを持った女性です。政治家になる前から、そして芸能人になる前からすでに完成していた個性だと思います」、「石原慎太郎氏の選挙用写真を撮る時は、“自分が子どもだった頃を思い出しながらカメラを見てほしい”とリクエストしました。すると石原さんの顔がすぐにやわらぎ、かわいらしくなった」などといった、加納氏が語った思いやエピソードを伝えた。

 また「加納氏に撮影を依頼すると、最低料金が100万円!」と高額なギャラの一流カメラマンだとし、「台湾の立法委員・顔寛恒氏が、“強さが足りないので、政治家なら力強さをアピールしなければいけない”とアドバイスされたことも掲載し、「期待できそうな台湾個展だ」と締めくくった。

 特に台湾の人々は、「日本人が撮った“今まで見たことのないテレサ・テン”」の姿に注目し、評判を呼びそうだ。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)
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