瞬間最高視聴率(関東地区)で34.5%を叩きだし、大阪の一部ロケ現場も観光地化するなど大きな話題となっているドラマ「半沢直樹」(TBS系)が、中韓メディアの喧嘩を招いた。中国国際放送局が報じた。


 「やられたらやり返す。倍返しだ!」というセリフが人気を集めるドラマ「半沢直樹」だが、韓国紙・中央日報は社説で、「倍返し」という言葉はもともと「バレンタインデーのお返しであるホワイトデーは倍返し」という恋人同士の言葉だったとし、現代の日本では復讐するという正反対の意味を持つようになったと主張。

 さらに、倍返しという言葉が本来とは逆の意味を持つようになった点から「日本社会の無慈悲な冷たさが垣間見える」と非難した。

 韓国紙の非難に対し、産経新聞社が発行する「夕刊フジ」の公式サイト「ZAKZAK」は「反日なら何でもありの韓国メディアで、あきれ果てる日本バッシングが相次いでいる」とし、「倍返しにまで難クセつけるとは正気でない」と反論するなど、言い争いの様相を呈した。

 人気ドラマをめぐって繰り広げられた日韓メディアの争いに対し、中国メディアは「日韓がドラマをめぐって大喧嘩」と報じ、冷ややかな視線を送った。(編集担当:村山健二)
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