キム・ヨナの前コーチのオーサー氏「ソチの金は浅田真央」＝韓国　　

2014年02月05日(水)15:30

　日本のスポーツ紙「九州スポーツ」は５日付記事で、キム・ヨナ選手の元コーチであるブライアン・オーサー氏が、ソチ冬季五輪で行われるフィギュアスケート女子で金メダルを獲得する選手について、浅田真央選手と予想した。複数の韓国メディアが報じた。

　オーサー氏は同紙とのインタビューで、「今回は真央の番になると思う。真央は力強いトリプルアクセルを手に入れた」とし、金メダルは十分に狙えると予想。特にショートプログラム（ＳＰ）を高く評価し、「ＳＰは非常に美しい。彼女の演技は好きだ」と述べた。

　ヨナ選手と浅田選手の違いは具体的には話さなかったが、オーサー氏は「キム・ヨナの今季の演技はＹｏｕＴｕｂｅでチェックしただけで直接見ていない。キム・ヨナは本当に優れた選手であり、スケートもうまくなった」と称賛した。　

　韓国メディアは同報道について、「浅田真央のトリプルアクセルの成功率が今シーズンは０％であることを知るオーサー氏が、『トリプルアクセルを手に入れた』と表現したことが腑に落ちない」と報道。その上で、「日本のマスコミは常にキム・ヨナと真央をライバルに見立て、金メダル獲得という雲をつかむような夢をみている」と批判し、オーサー氏の一連の発言は、焦る日本マスコミの存在が大きいとの見方を示した　。

　韓国メディアによると、日本マスコミの熱を帯びる報道に対し、浅田選手は昨年の世界選手権の記者会見で「キム・ヨナの質問はしないで欲しい」と発言。キム選手も「浅田は敵ではなく仲間」と述べ、加熱する報道に自制を求めた。　

　一方、キム選手と浅田選手は、１９日に行われるＳＰ、２０日のフリープログラムで対戦する。キム選手の元コーチが予想した通りの結果になるのか、韓国では高い関心が集まっている。

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