記事は、フフホト市で8月23日から開催されているイベントでは、「ドラえもん」だとする約500体の模型が展示されているとし、「記者は会場で多くの人がカメラや携帯電話を片手にドラえもんとの写真撮影を楽しんでいるのを見た」と伝えた。
一方で、「一部の注意深い人が問題を発見した」とし、「ドラえもんの模型の造りが荒い」、「塗装されていない箇所がある」などいった理由で「模型は偽物ではないか」と疑う人が現れたと紹介。さらに北京市で開催されたイベントと比較したうえで、「(北京市でのイベントでは)ドラえもんの模型はひみつ道具を手に持っていたが、フフホト市での模型でひみつ道具を手にしているのは数個だけで、模型の配置も適当」といった疑問が呈されたと紹介した。
続けて、記者が展示会場となっている商業施設側に確認したところ、商業施設の担当者から「展示されているのはドラえもんではなく、藍胖子(アイパンズ、ドラえもんの中国での愛称)だ」との回答があったことを伝え、さらに商業施設側は中国国内でドラえもんの版権を所有する艾影商貿公司の許可を取っていなかったことが分かったと紹介。
また、商業施設側は「ドラえもんの版権についてはよく分からない」と主張していることを伝えたほか、艾影商貿公司側は「フフホト市でのイベントは当社の許可を得ておらず、著作権を侵害しているイベントは法に則って対処する」との考えを示していると伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) aduldej/123RF.COM 横浜で3月8日に撮影された日本でのイベント)
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