国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）が発行する機関誌の表紙において、日本代表選手らのイラストとともに、旭日旗を連想させるデザインが掲載されたとして韓国で反発の声があがったことについて、中国メディアの澎湃新聞は８日、「ＦＩＦＡはすぐに過ちを認め、デザインを修正した」と伝えた。
記事は、ＦＩＦＡが発行する機関誌「Ｔｈｅ Ｗｅｅｋｌｙ」において、本田圭佑や香川真司など日本代表選手のイラストの背後に「第２次世界大戦中の日本の軍旗と似ているデザイン」が掲載されたと紹介した。
続けて、「東アジアにおいて旭日旗は侵略の象徴と見なされている」と主張し、ＦＩＦＡの機関誌「Ｔｈｅ Ｗｅｅｋｌｙ」のデザインに対して韓国で激しい反発が起きたと伝えた。ＦＩＦＡの広報担当者は「デザインには政治的な意味は含まれていない」とする一方、「Ｔｈｅ Ｗｅｅｋｌｙ」のデザインによって感情を害する人がいるのであれば謝罪すると発表した。
さらに、ＦＩＦＡが韓国での反発を受けて「Ｔｈｅ Ｗｅｅｋｌｙ」の表紙を変更し、放射状のデザインを削除したうえで「日本国旗」に差し替えたと伝えた。
また記事は、サッカーの分野において旭日旗が問題を招いたのは今回が初めてではないとし、２０１３年１１月に日本代表の新しいユニフォームが発表された際にも、韓国では「ユニフォームの胸の部分にある放射状のデザインが旭日旗を連想させる」として反発の声があがったことを紹介した。（編集担当：村山健二）（写真は澎湃新聞の８日付報道の画面キャプチャ）
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