記事は、米メディアが中国での流行について「奇怪なファッション」と論じたことを伝え、中国の観光地ならばほぼどこででも「もやしのような若葉」がくっついたカチューシャをつけた男女を見ることができると紹介した。
さらに、北京市などではカチューシャ販売の露天商は、売り始めた途端に観光客に囲まれると伝え、カチューシャをつけて自撮りをしたがる観光客たちは「まさに待ちきれない様子」と紹介。一方で、この「奇怪な流行」はどこが発祥の地なのか、知る人はいないと論じた。
続けて、露天商の話として、「約2週間前から流行し始めた」と伝え、同露天商は1個5元(約94円)程度のカチューシャを3-4時間で200個も路上で販売していると紹介。一方で、露天商としても発祥の経緯は分からないとし、「たくさんの人がカチューシャをつけているのを見て、自分も売り始めた」と語ったと伝えた。
また、中国における「奇怪な流行」はすでに外国人も惹きつけはじめたと伝え、中国を訪れていた日本の大学生4人組もカチューシャをつけていたと紹介。一方で、「土産にするのか?」との質問に対して、日本の大学生は「日本では誰もこんなカチューシャをつけていない」とし、「自分たちだけつけていたらバカに見える」と述べ、土産にするつもりはないと述べたと紹介した。
さらに記事は、中国のネット通販大手「淘宝網(タオバオ)」では、すでに「もやしのような若葉」や花のついたカチューシャが100万個以上も売れていると紹介。さらに、上海交通大学の教授の話として「中国ではこうしたカチューシャが“ファストファッション”として受け入れられている」とし、新しいモノで平凡な毎日を少しでも豊かにしたいという中国の消費者の願いが背景にあるなどと伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は環球網の15日付報道の画面キャプチャ)
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