大田広域市教育庁によれば大田広域市内の公立中学校で11月、2年生の男子生徒らが女性教師を盗撮。動画をSNSに投稿して拡散させた。他の女性教師の盗撮も試みたが、未遂だったという。
学校側は情報を入手後、独自に調査を開始。2年生の男子生徒ら110人から2回ほど事情を聞き、3人の男子生徒が主導して「盗撮」を行ない、SNS上に投稿した事実がわかったという。また、その他の男子生徒25人が動画を見ていた。動画を見た生徒らのうち数人が、再びSNSに投稿してさらに拡散させたとされる。学校側は、動画は生徒間にだけ広がったとして、外部には出なかったと説明した。
同件を受け学校は、動画を見た生徒を含めて「出席停止」の処分とした。一部の保護者は盗撮された女性教師に対しては謝罪の意を示しつつも、動画を見ただけの生徒にまで「出席停止」にしたのは不当だとの声が出ているという。
学校側は「本校で初めての事件であり、被害を受けた教師の意志を汲んで、警察沙汰にはせず学校で解決した」、「生徒の処罰に対しては適切な審議を経て決定した。処罰は妥当だ」と説明した。
同報道を受け、韓国のネットユーザーから批判のコメントが寄せられた。「盗撮して喜んでいる学生達やその両親達には良心がなく、罪の責任も感じていない。こんな者どもは本当に赤っ恥をかかないとわからない」、「保護者がもっと問題ですね」、「自分の娘や自分が同じことされてもそんなこと言えるのかね」、「最近、子供だけ見て両親の水準がわかる」などと、「出席停止は不当」などと、保護者に対する批判が目立つ。
「犯罪なのに処罰が軽いよ」、「成人だったら、罰金・立件・拘束できるのに中学生だったことに感謝し反省しろ」、処分が軽いとの声も寄せられた。
さらに、「民事訴訟にかけろ。最近、師弟間の情はどこにある? 彼らが先生だと思ってたら、こんなことしなかったでしょう」と、教師に対する尊敬の念が薄れつつあるとの指摘もある。
同件には、不法行為にインターネットが使われたとの特徴もある。低年齢層でも簡単あるは安直に機器を操作できることが背景だ。インターネットを使って他人の名誉を傷つけたり、プライバシーを侵害するトラブルは、日本でも多く発生している。最近では、2歳の自分の子にたばこを吸わせ、動画をSNSで紹介した親が、逮捕される事件が発生した。
未成年に対するインターネットの利用規制は、線引きの難しい問題だ。
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