記事は、日本の100円ショップの概念を取り入れ、日本原産のさまざまな製品を売る「森吉屋」が20日、同市の国際商貿城にある輸入商品館内でテスト営業を開始したことを紹介。日本の100円ショップ大手「キャンドゥ」から中国での販売権を獲得しており、強力な商品供給システムを利用して調理用品からベビー用品、アウトドア用品まで6000種類の商品を用意すると伝えた。
商品価格は10-30元で、3000種類あまりの商品を10元で提供するとのこと。森吉屋を運営する浙江森吉電子商務有限公司は、これまで中国国内のECサイトや百貨店向けに日本のベビー用品の供給を行ってきたという。
日本国内の100円ショップで販売される商品の多くの「故郷」である義烏において、日本から輸入された商品の「均一ショップ」が誕生するというのは感慨深い。質が良いとされる日本の商品を求める中国国内消費者のニーズの高まりを示す事例と言えそうだ。
森吉屋が入る国際商貿城は面積400万平方メートルあまり、7万のテナントが入居する超巨大ショッピングモール。5つのエリアに分かれており、5区の地下1階に輸入商品館が入っている。そこにはアジアをはじめ世界各地からやってきた輸入商品約4万5000点が集まっているとのことだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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