中国には「牛肉丸」と呼ばれる肉団子がある。冬になると鍋に欠かせない“アイテム”の1つだ。
中国メディアの北京青年報はその肉団子について、「商品パッケージの原材料名には鶏肉や豚肉と書いてある」と紹介。同記事によると原材料名で牛を称する商品になんと、「鶏肉や豚肉」と書いてあることは珍しくないのだという。

 記事ではまず、スーパーで売っている様々な肉団子を「別々の服を着ていると」と揶揄し紹介。これら肉団子の価格は500グラム当たり14元から15元(約270円から約290円)で売っているという。スーパーに売っている「新鮮な牛肉」は500グラム当たり50元(約960円)前後というから、いかに肉団子が魅力的な価格かということが分かる。さらに農産品の取引市場を取材。同市場では「新鮮な牛肉」は500グラム当たり30元(約577円)で販売していることを指摘、「肉団子」の価格は「新鮮な牛肉」の半額以下であることを紹介し、「なぜこんなに安いのか」と疑問を問いかけた。

 続けて肉団子について販売員にインタビュー。販売員曰く価格が安いのは「新鮮な牛肉の量が少ないからだ」と答え、続けて「肉団子にはでんぷんや添加物などが加えてある」としたうえで肉の成分比については、「よくわからない」とした。

 同記事は、肉団子について分析を行った。結果、豚肉と鶏肉が検出され、牛肉は1割にも満たなかった。続けてスーパーに置いてある他の肉団子を調べたところ、魚のすり身やアヒルの肉が検出された商品もあったという。
さらには牛肉の成分がまったく検出されない商品もあったという。

 中国では食品にまつわる問題が後を絶たない。そのような背景があるなかで、牛肉と銘うった肉団子の原材料表示を偽らないだけ良心的なのか。判断に迷うところだ。(編集担当:大平祥雲)(イメージ写真提供:123RF)


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