日本旅行の人気分析については、各文章で着眼点が異なる。捜狐が掲載した文章はまず「空気のきれいさ」を指摘した。「中国国内ではなかなかお目にかかれなくなった青空が、日本では毎日見られる」、「PM2.5の量が空気1立方メートル当たり10マイクログラムなったことがない」などと紹介した。
次に挙げたのが「街が静かで優雅」であることだ。そして「祭りなど古い伝統が残っている」、「街がきれい」であることも強調。中国の観光地の風景は「日本に比べて劣っているとはかぎらない。ただしそこには必ずごみが散らかっている」と、自国の状況を嘆いた。
5番目と6番目の理由として「化粧品が安い」、「無印良品もいっぱいあって安い」ことを挙げた。日本旅行の魅力を列記した文章で、いわゆる「爆買い関連」が先頭部分に並ばないケースは、比較的珍しい。文章は菓子類が安くて美味しいことにも触れた。
次に挙げたのが「ここでは1000年前の中国の長安の様子を見ることができる」ことだ。
文章は日本、特に東京など大都市で「古い伝統と最新の流行が隣り合わせになっている」ことも、日本の魅力と主張した。
文章は「ここでは物をなくしても、必ず見つかる」と主張。客観的に言って「必ず」は言い過ぎと思えるが、文章は「まず、なくした場所の職員に聞きなさい。道でなくしたなら、警察を探しなさい」として、「一般的に数日内に連絡があり、見つかりましたと告げられるでしょう」と紹介した。
続けて「トイレが非常にきれいで、使う人を考えた構造になっていること」や、秋葉原などでアニメから抜け出してきたような衣装の人を見られることにも触れた。
また、小売店における接客の姿勢が行き届いていることや、交通機関がほぼ時間通りに運行/運航されていること、さらに日本料理も極めて魅力的と紹介した。
同文章は、日本旅行の魅力の理由を14種種類紹介した。「安心・安全や快適さ」に属する項目は6種、日本独自の文化に関連する項目は4種、買い物の利便性は3種だった。日本を旅した際の「気持ちのよさ」を特に大きく評価したと言ってよいだろう。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)
【関連記事】
日本の街のきれいさ、人々の品格のすばらしさ 行ってみねば分からない、「作り話」ではなかった
日本旅行が一番好きなのは香港人 2015年は「5人に1人」が訪日、台湾人も「6人に1人」
英誌が観光地・台湾を絶賛「中国とは別世界」、東アジアでは日本も「必見の地」に選出
日本語の特長、季節に絡む表現がこんなにある
日本人はラーメン店主も世界的デザイナーも「職人」として尊重する、だから作れる「極限の品」











