記事は、中国語(漢語)の世界は深く、文字が持つ含蓄が豊かであるゆえ、その一部の一言二言で理解しようとするのは「いささか軽率」であるうえ、「他人の長所を学べないばかりか、自身の特徴まで失うことになる」と説明した。
そして、日本人が日本語を端折ってぎこちない「漢字言語」にしたうえで会話するというのは「単に目新しさや好奇心によるものではないのか」と疑問を提起。さらに、中国人がこれらの漢字の羅列で大まかな意味を当てようとすることに「何の意味があるのか。笑い話が増えるだけだ」と断じた。
さらに、「文化間の交流はとても厳粛なもの。一部の社会現象で騒ぎ立てるのは、文化自身に対するリスペクト不足である」とし、「偽中国語」には「正統なものを推進して広めるための役割はなにもな」く、「意味を当てるのは暇つぶしにはなるが、民間交流を促すという状態からは甚だ遠いのである」と論じた。
確かに「日中民間交流の新たな局面を切り開いた」という表現はオーバーではあるが、「なにもそこまで真面目に批評しなくても」という印象も否めない。そこには漢字言語や中国語発祥の地としてのプライドがあるのだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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