記事は、世界で6カ所目、アジアでは東京・香港に続く3カ所目として誕生した上海ディズニーリゾートについて、上海市が毎年約300億元の経済効果を期待していると紹介。世界のディズニーテーマパーク最大規模を誇る「城」が目玉であること、運営は現地の国営企業と米ウォルト・ディズニー社の合弁企業が行うことを説明した。
そのうえで、日本の東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドの広報部が、上海ディズニーについて「競争にはならない」との見解を示したことを伝えている。東京ディズニーリゾートにやって来る観光客のうち、外国人観光客の割合はわずか6%に過ぎず、2005年の香港ディズニーランド開園時も影響がなかったことがその根拠だ。また、各地にあるディズニーテーマパークがそれぞれ異なる演出やテーマ性を持っていることも、上海が競争相手にならない理由であると紹介している。
また、大阪市にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)も、来場者の流失について「過度の憂慮はしていない」と自信を見せていると説明。国外からの来場者は西日本地域の観光コースの1つとしてUSJを訪れる傾向にあり、LCC(格安航空会社)便の増加で関西空港にやって来る外国人観光客が増えている状況ゆえ、流失どころかさらに来場者が増える余地があるとの見方を責任者が示したことを伝えた。
上海ディズニーの今後は、中国国営企業とディズニーとの合弁である運営会社がどのような舵取りをして、多くの現地客を呼び込み、リピーターを作っていくかにかかっている。日本のディズニーリゾートの成功は、ディズニーというブランドに加えて、レベルの高いホスピタリティを実践している点にある。さまざまな理由によって運営管理が迷走するようであれば、最初の話題性に留まってやがて立ち行かなくなることだろう。オープン当初に種々の問題が発生することはある程度やむを得ない。
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